第1世代ピルから研究が進み、卵胞ホルモン(副作用が出やすい)を減らしながら、高い避妊効果を発揮するように作られたのが第2世代の特徴です。
第2世代ピルは「レボノルゲストレル」と「エチニルエストラジオール」という黄体ホルモンが使われているピルが主です。
第2世代ピルの特徴って何?
第1世代が作られはじめたのが1960年代のアメリカ。しかし、副作用が報告されたり症状がでやすかったりしたので改良を続けていきました。
そこで出来上がったのが第2世代ピルです。
第2世代ピルは、全て3相性です。3相性にすることでホルモンの総摂取量を少なくし、人間のホルモン分泌に近いホルモンの配合量となっています。
錠剤の色ごと(3段階)にホルモンの配合比率が変化するもの。人間のホルモン分泌と似てるので体の負担が少ない・摂取ホルモンの総量が少ないという特徴がある。

ピルをはじめて使用する人にとっては副作用も少なくて使いやすいピルかなあ。
第2世代のピルが開発されることで、多くの女性がピルを使い始めました。
第2世代ピルに含まれているレボノルゲストレルは男性化の副作用がでやすいという問題があったのですがピルの配合量を変えることで自然なホルモン分泌パターンに似せ摂取総量を減らして男性化活性を減らすように調整しました。
ピルの男性化について⇒「ピルによる男性化作用とは?」
第2世代ピルは全て3相性!そのメリットとは?
▼色ごとにホルモン量が違う
3相性とは、ホルモンの量を3種類に分けて飲む順番を決めて飲むこと。
最初は少ないホルモン量を摂取して、少→多 と徐々に増やしていきます。
この量と移行の仕方が人間のホルモン分泌と似ているので副作用も比較的穏やかで、効果も高いといわれ人気のピルになりました。
ピルによっても違いますが、3相性の方が1相性ピルよりもホルモンの総摂取量も少なくなることが多いです。
★不正出血が他の世代のピルよりも少なめ
★休薬期間の間、生理が予定通り来やすい
★ピルによる、ホルモンの総摂取量を減らせる
★人の分泌パターンに似ているホルモンの摂取の仕方なので体に優しい。
第2世代のピルはデメリットってあるの?
人間のホルモン分泌に似ている配合なので副作用が穏やかで不正出血も少なめ。しかも総合摂取ホルモン量が少なくなりやすい第2世代ピル。
一見メリットばかりのような気がしますが、もちろんデメリットも存在します。大きくわけて、私が感じたデメリットは2つです。
デメリットの1つ目は、3相性ということ。
3相性だと順番通りにしっかり服用しないとホルモン量が足りない・バランスが崩れるという困ったことになってしまうので生理をズラしたい時に不便だということ!
1相性なら新しいピルシートを使えば多少伸ばすこともできますし、早めに切り上げても問題はありません。
だけど、3相性のピルはそうはいきません。
もちろん、3~4日早めに切り上げて生理を起こさせることはできるけど、1週間生理を早めたい!というのはホルモン量が足りずに生理予定日がズレたりする可能性も。これはよくズラす私には大きなデメリット!
2つ目のデメリットは「レボノルゲストレル」が人によっては男性化しやすいということ。
私はあまり相性が良くなかったのか、男性化現象らしきものが起きました。
具体的に言うと
- 多毛っぽくなった(脇毛が濃くなる・生えるスピード↑・ムダ毛が濃くなる)
- 体臭が増えているような気がする
という症状。
イライラするのもイヤだし、ムダ毛が増えるのもイヤだ!!
とはいえ、ピルの副作用として言われる不正出血や気持ち悪さなんかはなかったし体の負担(生理前にだるい、食欲が増す)も服用前に比べると軽減していました。
★順番通りに飲まないといけない(生理をズラすのが難しい)
★人によっては一番男性化しやすいピル
第2世代ピルの種類はこちら!
販売名 | 区分 | 製造販売元 | 保険適応 |
---|---|---|---|
トリキュラー錠21 | 低用量 | バイエル | × |
トリキュラー錠28 | 低用量 | バイエル | × |
ラベルフィーユ21錠 | 低用量 | 富士製薬 | × |
ラベルフィーユ28錠 | 低用量 | 富士製薬 | × |
アンジュ21錠 | 低用量 | あすか製薬 | × |
アンジュ28錠 | 低用量 | あすか製薬 | × |
残念ながら保険適応になるピルはありません。
トリキュラーは一般的に産婦人科で処方されるので、その分日本人の利用口コミが他のサイトさんにも上がっていて安心感がありますよね。
コメント